世界の日本人ジョーク集の続編。
前著以降の新作や、埋れていた傑作が選ばれている。著者の早坂 隆さんによると、
「世界の日本に対する目」を、肩肘張らず、楽しみながら、考えるための本だそうな。

続・世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)

続・世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)

  • 作者: 早坂隆
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 新書
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国や民族を扱うジョークを集めているので、幾分ブラックなテイストのジョークもあるが、
強烈なものを読んででも、とにかく笑っておいたほうが精神衛生上良さそうな今日この頃の日本。
基本的に外国人が見た日本人のキャラをいじって笑いにしているので、中で紹介されている日本人像は
必ずしも現実の日本人の姿ではない。これはジョークの中に出てくる他の人達についても言えること。


2009年3月出版の本なので、この本に出てくる日本の政治家は小泉、福田、麻生首相あたり。
麻生首相が出てくる"●良いニュースと悪いニュース"というジョークが面白い。引用しておく。

 ある時、神様が世界の三人のリーダーを呼びつけた。それはアメリカのブッシュ大統領、中国の胡錦濤国家主席、そして日本のアソウ首相だった。神様は三人に言った。
「もう人類にはうんざりだ。あと三日で地球を滅ぼすことにした!」
 アメリカに戻ったブッシュは、側近に言った。
「良いニュースと悪いニュースがある。良いニュースは、神が本当に存在したということだ。悪いニュースは、世界はあと三日で滅亡するということだ」
 中国に戻った胡錦濤は、側近に言った。
「悪いニュースと最悪のニュースがある。悪いニュースは、神が存在したということだ。最悪のニュースとは、その神が我々の世界制覇の野望をくじこうとしているということだ」
 日本に戻ったアソウ首相は、側近に言った。
「良いニュースと最高のニュースがある。良いニュースは、私が世界の三人のリーダーに選ばれたということだ。そして最高のニュースとは、日本の不況はあと三日で終わるということだ」

 麻生元首相のポジティブシンキングぶりがよく反映された、良いジョークですね(爆)


菅首相だったら、なんて側近に伝えるんだろう…?
「福島第一原子力発電所の事故は、あと三日でおさまります」とか?言いそう…
枝野さんだったら、あと三日で世界が終わるとしても、
「ただちに世界が終わることはありません」とか言いそうだ…


もしこの本の続編がさらに出るとしたら、その頃にはどんな日本人ジョークが出来ていることだろう?
震災も原発も、世界の人々にはジョークにされてしまいそうだな。望むと望まざるに関わらず。


というわけで、新書300冊計画の17冊目。